これからの店長は、鍋の前だけでは戦わない

ひとつ、逆説から始めたい。

これからの飲食店で一番伸びる店長は、「料理が一番うまい人」ではない。

もちろん、味は大前提だ。でも、味だけで行列ができた時代は、少しずつ終わりかけている。これからの店長が握るもう一本の武器——それが「発信」だ。

なぜ、味だけでは足りなくなったのか

考えてみてほしい。あなたが最後に新しい店に入ったのは、なぜだった?

たぶん、通りがかりではない。InstagramやTikTokで見かけた。誰かがシェアしていた。地図アプリの写真がうまそうだった。——お客さんは「店に来る前に」、画面の中で店を選んでいる。

つまり今の飲食店は、2つの現場で戦っている。ひとつは、鍋とカウンターの現場。もうひとつは、スマホの画面という現場だ。

そして多くの店は、後者をほとんど戦えていない。だからこそ、ここに大きなチャンスがある。

「発信できる店長」の価値は、跳ね上がる

想像してほしい。仕込みをして、店を回し、そのうえで——店の裏側を短い動画にして、まかないを撮って、スープに込めた話を言葉にできる店長。

その人は、ただの「店長」ではない。店という作品を、世界に届けられる作り手だ。

この「作り手」のスキルは、店を辞めても消えない。発信で人を動かせる人間は、どこへ行っても強い。料理という技術に、発信という技術が乗る。この掛け算が、これからの飲食で一番レアな人材を作る。

私たちが、あえて「変わったチーム」である理由

正直に言う。私たち雲海は、少し変わっている。

大阪で立ち上げている「ばり馬」1号店。そのブランドは、全国40店舗以上に広がる吉野家グループの豚骨ラーメンだ。味とノウハウは、本物の後ろ盾がある。

一方で、それを経営している私たちは——ラーメン屋ではなく、AIとオンラインマーケティングの専門家だ。

だから私たちは、最初からこう考えている。「店長を、料理人としてだけでなく、発信する人として育てたい」。AIの使い方も、SNSの伸ばし方も、隣で一緒にやっていける。撮影に出てみたい人がいれば、大歓迎だ。

これは、ただのラーメン店の話ではない。「これからの時代に、個人がどう実力をつけるか」という話だ。

実力は、掛け算で作る

最後に、ひとつだけ。これからの時代、ひとつのスキルだけで戦うのは、どんどん厳しくなる。強い人は、みんな「掛け算」を持っている。

料理 × 発信
現場 × AI
技術 × 伝える力

その掛け算を、実地で、給料をもらいながら身につけられる場所は、実はそう多くない。私たち雲海がやろうとしているのは、たぶん、そういう場所だ。

鍋の前だけで終わらない店長に、興味はないだろうか。


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